水の事故、統計から学ぶ子供の死亡事故を防止しよう

2015年の警視庁の統計から海やプール、川や洪水、ゲリラ豪雨などで死亡するケースをまとめました。特に子供が水の事故や溺れてしまうケースに焦点を当てています。子供はどんな場所で、どんな時に、どんなシチュエーションで死亡に繋がってしまうような事故に合いやすいのでしょうか。その理由を統計から探っていきます。

水の事故は毎年起きる

警視庁の統計から水の事故が起きやすいシチュエーション、対策、体験談、ポイントなどを紹介しまとめました。

毎年、夏になると水の事故の痛ましいニュースがあります。
私も小さな子供がいるのでこのようなニュースを聞くたびに両親の気持ちを思うと胸が痛くなります。
うちでも今年も水遊びをする上で注意するべきポイントをおさらいしつつ、注意喚起したいと思います。

水難事故概要

スポンサードリンク

警視庁の水難事故統計を調べてデータをとりました。

水難事故発生件数は26年度は1305件で、うち子供の発生件数は13パーセントです。
子供の水難事故自体の発生件数割合は思ったより少ないと感じました。
水の事故が起きているのは10人中9人くらいが高校生以上ということですね。

大人の水難事故発生は平成26年では1139人で無事救出された人は363人です。
約31パーセントの人は無事に助かっているようです。
子供の場合は水難事故発生166人中117人が無事救出されています。
子供の救出率は70パーセントです。
この統計を見ると大人が子供をしっかり見ていることが伺えます。
水難事故全体で子供の割合が低いのはこの大人の目のおかげかもしれません。
逆を返すと大人が見ていないと子供は危ない、ということです。
また子供を残して親だけが事故に合うということが無いように、大人もしっかり水の事故には注意しなければと思います。
水難事故概要グラフ

過去10年の水の事故発生件数は横ばい

警視庁の統計では過去10年で水難事故発生件数は毎年ほぼ1400件前後と横ばいです。
亡くなってしまう方、行方不明になってしまう方も800名前後と変わりません。
水の事故は皆が注意しているはずなのですが、毎年件数が横ばいということは何が原因なのでしょうか。
パッと思いつくような海とかプール以外で、思わぬ時に事故に合ってしまうのかもしれません。
油断した時に事故に合ってしまうとしたら、過去の事例から油断しやすいシチュエーションを知っておくべきだと思います。

水の事故が考えられるシチュエーションは?

水の事故は約半数が海で起きています。
続いて川が30%弱で、湖沼地、用水路と続きます。
水の事故でイメージに浮かぶプールは意外に1パーセントを切っています。
プールは監視員がいたり、泳ぐ範囲が限られていて目が届きやすいことがその理由と考えられます。

水難事故場所別

水の事故が一番多いのは、海!助かるポイントは?

やはり一番事故の発生件数が多いのは海で約50パーセントを占めています。
水難事故発生場所別で一番事故発生件数が多い海ですが、水難事故発生行為別を見ると一番は釣り、魚とりです。
このことから海で釣りをしているシチュエーションが一番事故が多いと考えられます。
またこの場所別、行為別は大人子供の区別が無いので「海で釣りをして事故に合う」のは大人が多いと推測できます。

私は海釣りに行ったことがあるのでその経験から海で事故にあうかもしれない状況を考えました。

  1. 夜釣りなどで急な波にさらわれる
  2. 防波堤での釣りですべりやすい、波にさらわれやすい
  3. 船釣りでは、落ちたら死にやすい

海へ釣りに出かける時は天候を要チェックして、滑りにくい靴、体調を万全に整えることが大切です。
海の上は天候が変わりやすいので子供を連れていく場合は特に気を付けましょう。
子供は追い風か向かい風か判断できないことがあり、風に飛ばされてしまうことがあります。
特に岩場には子供を連れていくことは危険です。また1人で釣りに行くこともやめた方がいいです。
天候を知るためと、地震による津波を警戒するためにラジオと携帯は必ず持っていたいアイテムです。

水難事故行為別

大雨、ゲリラ豪雨の時が水の事故に合いやすい!死なないために注意すべきポイント

Hermann / Pixabay

Hermann / Pixabay

統計のなかに通行中の水の事故が11パーセントあります。
これが普段油断しやすいシチュエーションであり、大人も子供も関係なく犠牲になっている状況だと思われます。
この通行中というのは帰宅途中など「道を歩いていて側溝に落ちる」という場合です。

普段なら側溝に落ちることも、そのまま流されて溺れてしまうこともありませんが、天候によって水は恐ろしく変化します。
近年ゲリラ豪雨と呼ばれる短時間に突発的に大量の雨が降ることがたびたび起きるようになりました。
このゲリラ豪雨の中を歩いてみたことがある人は分かると思いますが、1メートル先が良く見えません。
水のしぶきや視界の悪さで足元も良く見えません。
これほどの豪雨だとあっという間に増水し、川や側溝は氾濫してきます。
側溝が氾濫したとき、グレーチングと呼ばれる側溝のふたが押し上げられます。
こうして側溝に蓋がない状況が出来上がり、足元が良く見えないまま歩いてしまうことで流されてしまう事故に繋がってしまうのです。

日本での川の氾濫動画ですが、橋を渡っては危ないことが分かります。いつ飲まれてもおかしくありません。

外国の川、鉄砲水に近い氾濫ですがあっという間に増水しています。ほんの数秒逃げ遅れただけですが川で遊ぶ危険が恐ろしいほどに伝わります。その後、流された人は無事だったのでしょうか。

氾濫した側溝はお風呂の水抜きのときの渦と同じ怖さがある

普段からよく知っている道で側溝の場所も良く知っているという場合も注意しましょう。
雨が上がって青空が見えた後も川の流れはまだ止まっていません。
溢れた側溝は一見静かに見えますが、側溝の中の水の流れは止まっていません。
一気に流れ込んだ水流によって側溝の中は濁流となっている場合があります。
そこへ興味本位に足を突っ込んでしまったりするとあっという間に吸い込まれてしまいます。
お風呂の水抜きのときに渦ができますね?あの中に足を突っ込むのと変わりません。
お風呂の場合も水面は静かですが排水口付近は激しい水流があります。
このような水流は子供では判断できないことがあります。

うちでは徹底して子供に守らせて自衛することにしました。

  1. 氾濫した川に近づかない
  2. 豪雨の時は無理せず雨宿りをする
  3. 水門など水流の激しい場所には特に近づかない

子供だけでなく、大雨で水路を見に行く大人でさえ事故にあってしまうことがあります。
それほど水の力は強いものだと子供に伝えていきたいですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

error: Content is protected !!