夏休みの小学生がラジオ体操について知らない雑学

ラジオ体操、実はあの企業考案の体操だったという事実を知っていますか?ラジオ体操第二ができる人はかなりいますが、中には難しすぎて全国に広まらなかった幻のラジオ体操も…。ラジオ体操の楽譜を配布しているサイトも紹介します。

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夏休みの小学生はラジオ体操をやるという慣習

小学生が夏休みにやること、ラジオ体操。私が子供のころは毎日やっていました。今はちょっとラジオ体操をやる期間が短くなりました。お盆期間と土日はやらないし、夏休みのはじめと最後の数日はやりません。地域によって違いがあるのか?と調べたところ、全体的にラジオ体操自体が縮小しているようです。

Skitterphoto / Pixabay

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ラジオ体操が縮小している背景

住宅街の小さな公園などが会場となっていると近隣住民への騒音などに気を遣う事例があります。ラジオ体操は朝6時30分からNHK第一で始まるので、夜勤シフトの人達には相当辛いですね。当然その夜勤シフトの人達にも小学生の子供がいる場合があります。今のご時世は物騒なので保護者が付き添うかたちでラジオ体操を行います。そうなると親の負担も考えなければなりません。

ラジオ体操自体、開催している団体は学校ではない地域がほとんどのようです。早朝に地域ごとでの小さな子供会、自治会などの団体単位で行われています。その地域の小学生を持つ親が交代でラジオ体操の時間に集まりラジオ体操のカードに印鑑を押して現地解散しています。

ラジオ体操カードに隠されたラジオ体操のルーツ雑学

夏休みの数日前に子供がラジオ体操カードを学校からもらって帰ってきます。

ラジオ体操カード

全国で夏休み期間が違うのでざっくりした日取りになっています。ここ数年見ていますが毎年このようなコミカルなデザインです。正統派子供向けデザインという雰囲気です。下にかんぽ生命とかかれています。

「かんぽ?郵便局の保険か~。全国規模だしかつては国営だし、こういうスポンサーをしているんだ~。」と単純に考えていました。

これ、大間違いです。スポンサーといか、かんぽ生命が提唱した体操でした。

お馴染みの「ラジオ体操」は、80年以上の歴史を持つ体操です。当社の起源である逓信省簡易保険局が1928年(昭和3年)に「国民保健体操」として制定し、日本放送協会のラジオ放送で広く普及しました。体操の内容も1951〜1952年(昭和26〜27年)に「ラジオ体操第一・第二」として再構成され、誰でも気軽に実践できる運動として現在も多くの方に親しまれています。

かんぽ生命の前身、逓信省がラジオ体操を始めるまでの経緯

1923年 今から100年位前で大正時代の逓信省の猪熊監督課長という人が海外視察に行く。

1925年 そのころ、アメリカではラジオによる健康体操が生命保険会社主催で行われていた。

同年 猪熊監督課長がラジオを使った体操を日本に紹介する。

1927年 旧チェコスロバキアで行われていたソコール運動(国民が一斉に行う体操)に注目し、簡易保険局がラジオ体操実施を決定する。

1928年 ラジオ体操のレコード作成。

1929年 ラジオ体操が全国放送となる。

1932年 ラジオ体操第二が制定、放送開始。

ラジオ体操は80年も続けられた体操でした。戦争中も絶えなかったのは、ラジオ体操には大きなメリット、健康増進効果があるという実証なのでしょう。

アメリカ、旧チェコスロバキアの体操の影響から生まれたというのは以外でした。ラジオ体操のメロディや動きはどちらかというと気功などの大陸から来ているものだと思っていました。ラジオ体操第二が第一の数年後に生まれているのは意外でした。普及具合や認知率から考えて昭和中期以降のものだと思っていました。

ラジオ体操のマイナーチェンジ

みんなの体操

ラジオ体操を調べていくうちに色々なことが私の中で整理されたのでまとめます。

テレビのNHKで放送されている「みんなの体操」を見たことがあるでしょうか。私は実際にやっている日もあります。半スクワットみたいな動きがあり、ゆっくりなペースの割に運動負荷はちょっとキツめです。どちらかというと道具を使わない筋トレのような運動で脚の大きな筋肉を鍛えられるので老化防止やダイエットにも効果があるでしょう。

ラジオ体操は約80年の歴史の中で色んな型があったようです。一番近いラジオ体操の亜種?はこのみんなの体操で平成11年に制定されました。

前述したラジオ体操第二は最近のものだと思っていた、という話ですが1932年に制定されたラジオ体操第二は旧ラジオ体操第二で、今私たちが知っている現代バージョンは昭和27年に制定されました。(昭和中期ではなかったですが、やはり割と最近のものですね。)

私たちがラジオ体操、として知れ渡っている第一は昭和26年に制定されたまま、現代でも引き継がれています。面白いことに戦後「新ラジオ体操(第一から第三まで)」が開始されたものの難しすぎて普及せず一年程度で中止されています。

全国ラジオ体操連盟なるNPO法人がある

かんぽ生命の天下り先なのかは不明ですがラジオ体操を普及させるという目的のNPO法人がありました。ラジオ体操の普及に寄与した功績ある人を表彰しています。個人でも受賞されている方がいらっしゃいました。経歴を読んでみると、皆さんすごくラジオ体操普及活動に熱心なことが分かります。ラジオ体操連盟を地域に設立するなど地道な活動をされています。

番外:ラジオ体操のピアノ伴奏を弾きたい人は楽譜が無料で入手可能

楽譜

ラジオ体操ってラジカセでの体操のイメージが強いですが、テレビバージョンのラジオ体操はピアノ生演奏ですね。もしラジオ体操をピアノで弾いてみたい、という人がいたらかんぽ生命のホームページに楽譜が無料で入手できます。

ラジオ体操が弾けるってかっこいいですが、ピアノで突然ラジオ体操を弾きはじめたら笑いが取れると思います。ラジオ体操を演奏するシチュエーション…お母さんの生演奏に合わせて子供が体操する、というのはどうでしょう。

夏休み、ラジオ体操かったるいなぁ、と思う反面、ラジオ体操を子供と一緒にできる期間は短いものだなと思ったのです。

ラジオ体操は子供と一緒じゃなくても寝たきり予防や最低限の筋力維持に役立つのでひとりでもやった方がいいですよ。ラジオ体操は一回3分程度です。

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