[画像]サカナクション、musicのPVを考察してみた

ほんの数日前にサカナクションのファンになったところ、ミュージックという曲がすべてすきになりすぎたのでまとめてみます。

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サカナクション、music

明るい曲じゃないですね。悲しいような、切ないような…。基本的にじわじわと傷ついた状況を思い起こさせる曲調から始まります。

でも聴いていくうちに力が湧いてくるような曲です。歌詞とメロディ、サビの持っていき方に「だんだんと力が蓄えられていく感じ」が伝わるようです。

まず、歌詞が素晴らしい

まず曲を聴いていたらなんだか歌詞が気になって調べてみました。歌詞だけ読んでいくうちになんというか、自分を信じる気持ちを思い起こさせてくれます。

流れ流れ
鳥は遠くの岩が懐かしくなるのか
高く空を飛んだ

誰も知らない
知らない街を見下ろし 鳥は何を思うか
淋しい僕と同じだろうか

離ればなれ
鳥は群れの仲間が懐かしくなるのか
高い声で鳴いた

何も言わない
言わない街は静かに
それを聴いていたんだ
弱い僕と同じだろうか

痛みや傷や嘘に慣れた僕らの言葉は
疲れた川面 浮かび流れ
君が住む町で

消えた

消えた

(カワハナガレル)

消えた

(マダミエテナイ マダミエテナイ)

消えた

消えた
(カワハナガレル)

消えた

(マダミエナイ マダミエナイカラ)

濡れたままの髪で僕は眠りたい
脱ぎ捨てられた服
昨日のままだった

何も言わない
言わない部屋の壁にそれは寄りかかって
だらしない僕を見ているようだ

痛みや傷や嘘に慣れた僕の独り言
疲れた夜と並び吹く風
君の頬へ

触れた

触れた

(ヨルハナガレル)

触れた

(ナイテハイナイ ナイテハイナイ)

触れた

触れた

(ヨルハナガレル)

君が

(ナイテイタ ナイテイタカラ)

振り返った季節に立って
思い出せなくて嫌になって
流れ流れてた鳥だって
街で鳴いてたろ
鳴いてたろ

過ぎ去った季節を待って
思い出せなくて嫌になって
離ればなれから飛び立って
鳥も鳴いてたろ
鳴いてたろ

いつだって僕らを待ってる
疲れた痛みや傷だって
変わらないままの夜だって
歌い続けるよ
続けるよ

いつだって僕らを待ってる
まだ見えないままただ待ってる
だらしなくて弱い僕だって
歌い続けるよ
続けるよ

だらしない僕…!もうこのメロディでこの歌詞、心をグッと持っていかれたのでプロモーションビデオをみてみることに。

プロモーションビデオで悩殺される

パソコンで音楽を作っている様子?左右の女の子が何の意味があるの?と初めは???という気持ちで見ていましたが、最後に椅子に座っている山口さんをどんどんと引いていくところで悩殺されました。

自分ひとりでもやる、ひとりきりの世界、いちるの光、

そんなものが連想されました。この曲のテーマみたいなものがこの大サビと画面すべてに表現されています。

YouTubeのするどい考察

このビデオの意図するものについてYouTube上のコメント欄にするどい考察があったので引用したいと思います。

女の人が寝ている場所は移り変わってるけどどれも休む為の場所なんだよね。ベッドば寝て休む場所、バスタブばお風呂に入って休む場所、ソファは座って休む場所、テーブルは食事をして休む場所、など。

周りにいる黒い人たち(歌詞の中では鳥に喩えられている)が「サカナクションのファン」で、女の人が「サカナクションの音楽」だとすると、女の人(サカナクションの音楽)をもう別に安らぎとして必要としていない、だけど女の人(サカナクションの音楽)がいるせいでいままでの安らぎにも戻れない。それが1番の黒い人たち。

季節は繰り返し訪れるものだから「君が振り返った季節に立って」いればまたサカナクションの音楽の良さを味わえるんじゃないかと思ってずっと待っていたけど、いつまで経ってもその時が来なくて、サカナクションの音楽の良さを忘れてしまって、思い出せなくて嫌になって、流れを流れている(流行りの音楽を聴いている)のが2番の周りの黒い人たち、いままでの安らぎに戻った人たち。

歌詞の中の「遠くの岩」、「群れの仲間」も岩は鳥が羽を休める場所だし、群れはいままでの流行りの音楽を共有してきた人たちのことを指してるなら辻褄が合う。

サカナクションはオルタナティブな、周りとは一線を画した部分が魅力だったからドラマやcmソングのタイアップでどんどん表に出ていって、表向きの曲が増えたからそれでいままでのファンが離れていってしまって、そのことに対する向き合い方や決意を表明した曲なんじゃないかな。

ほほぅ~。なるほど~。消えた、のところで黒い手が出てきて山口さんが目を閉じているのはファンの反応を気にせずに自分の音楽を作り続ける、という意味かもしれないですね。

musicのストーリー

あんまりにも意味深なビデオなので分析してみることにしました。私が感じた主観なので大いに間違っているかもしれませんが。

ビデオの時系列に沿って分析していきます。

序盤

山口さんがヘッドフォンをつけて入力すると女の子が現れます。このことから女の子は山口さんが作る音楽だと分かります。と、同時に周りには黒い人が女の子を見ています。

サカナクション、ミュージック

注目を浴びる音楽

女の子がソファに寝転がって本を読んでいると黒い人達が女の子を見ています。警戒した女の子は電気を消します。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

これは山口さんが作っている音楽が周囲から注目され始めたことをあらわしていると思います。

女の子が電気をつけると黒い人達が近寄ってきます。(電気を消すとマックの効果音が鳴りるので、重要なエピソードだと思われます)女の子はバスルームや食卓に寝転がります。

サビ、白い紙吹雪

サビに入ると突然白い紙吹雪が降ってきます。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

女の子は紙吹雪を嫌がっています。バスルームで耳をふさいでいます。

痛みや傷や嘘に慣れた僕らの言葉は
疲れた川面 浮かび流れ

という歌詞から紙吹雪は痛みや嘘、傷をあらわしていると思います。けれどここの場面では山口さん自体はノリノリなんですよね。

良いと思って作った音楽が世間から評価されるとき、をあらわしているのかもしれません。

黒い手が出てくる

黒い手がいっぱい山口さんのところに出てきます。手が出てくる直前くらいに目を閉じています。この黒い手は身近にいるファンの反応、山口さんが感じる周囲の反応をあらわしているように見えます。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

目を閉じて自分の音楽を聴いている、ということなんでしょう。

雨が降る

2番に入ると雨が降ってきます。水滴が激しいのでかなりの雨量です。黒い人は黒っぽいカサをさしています。女の子だけがびしょぬれになります。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

音楽だけがびしょぬれになって痛手を負っているけれど、周囲はカサをさしているので濡れない、そんな状況で…

濡れたままの髪で僕は眠りたい
脱ぎ捨てられた服
昨日のままだった

脱いだ服もそのままになっている。この場面の山口さんはコーヒーを飲んで肩こり、首こりを気にしています。コーヒーを飲むというのは気分転換が必要なくらい気がめいってきた、嫌になっている、休憩が必要、というイメージかもしれません。

けれど紙吹雪を嫌がっていた女の子は紙吹雪の中をくるくると回っているので周囲の反応に対して強くなったことをあらわしているのかもしれません。

居場所がなくなる

女の子が休んでいた場所に黒い人がいて女の子の居場所が無くなります。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

山口さんはスマホを手にして何かを見ています。何を見ているかは分かりませんが、見た後の反応はあんまりよくないので良いものを見ていたわけじゃないことがわかります。(ここでの間奏も良いです)

山口さんが座りなおしてあくびをします。女の子は扉を開けます。女の子が手を伸ばすと「触れた」の歌詞になり場面が変わります。

この扉を開く、というのは何か新しい展開が始まったことをあらわしているようです。あくびをするのは山口さんが周囲の反応に興味がないことを示しているのかもしれません。

赤い花びらが降る

場面が変わると赤い花びらが落ちてきます。この花びらを女の子は受け止めようとします。良いこと、良い反応や評価をあらわしているようです。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

山口さんにはさっきと同じように黒い手が近寄りますが、今度は山口さんの周りに壁があるかのように触れることができません。

また女の子は白いカサを持っています。黒い人も白い布を持っています。

カサを持つことで周囲の反応から守られて、周囲の人も以前とは違ってきているようです。

もう周囲の評価や反応が気にならなくなった、守られるようになった、大きな評価を手に入れた、ということを表現しているように見えます。

黒い人から逃げる

そこでドラムが鳴って、女の子が走り出し、山口さんが腕まくりをしてまた曲を作り始めます。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

黒い人達から女の子が逃げます。途中まで逃げるように見えますが、ドアのところまで行くと黒い人が女の子を追い越していきます。この時の山口さんは歌詞をうたっています。

周囲に追いかけられるようにして音楽を作っていたけれど、追いかけられていたというのは違っていてちゃんと自分の場所、自分の音楽があった、ということなんでしょうか。

黒い人と女の子が手を取り合う

女の子がソファに安住すると黒い人が手を差し伸べます。手を取り合うと山口さんも曲を作り終えて満足そうに思いっきり歌いだします。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

周囲の反応、ファンとの関係に向き合って曲を作る、これでいいんだ、という気持ちの表現かなぁと思います。

ズームアウトする

第一印象でこの曲が良いと思ったズームアウトするシーンです。孤独と希望が伝わるこの画面には激しい水滴が静かな水面になり、そこで踊る山口さんのイメージが入っています。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

以前はびしょぬれになるほどだった水滴はもう山口さんの前にあるけれど静かな水面になっています。そこで踊ることもできるように。

このイメージがこの曲の「力が湧いてくる感じ」「何かを克服する感じ」「孤独で戦う感じ」をもたらしているようです。

スマホの言葉ケース

ちらっとさっき見ていたスマホが映ります。ケースには言葉と書かれています。スマホを見ていてあんまり良い反応をしていなかったのはスマホから入ってくる言葉のせいだったのかもしれません。

自分の音楽に戻る

最後は椅子、机、マックブック、そしてそこで悩みながら曲を作る山口さんが残ります。

サカナクション、ミュージック

動画で確認するなら↓から。クリックすると指定の場所から再生されます。

いつだって僕らを待ってる
まだ見えないままただ待ってる
だらしなくて弱い僕だって
歌い続けるよ
続けるよ

一人でも、孤独でも歌う決心、こんなイメージがこの曲を作っているようです。徐々に厚みを増していく音も決心が固くなる感じです。

泣ける

ちょっと弱った時にこの曲はヤバいです。同じ状況にいて戦っている人は下手な応援歌よりもずっと寄り添ってくれる曲だと思います。また頑張ろう、そんな気持ちに変えてくれる曲ですね。

言葉でそれを伝えるんじゃなくて映像のイメージ、音のイメージでそれを伝えるのはさすが音楽家なんだと思いました。

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