レバーの食べ過ぎで脱毛、肌の乾燥、痛風になる危険

クッキング、食事、栄養
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鉄分が豊富!というイメージのレバーですが、食べ過ぎると髪の毛が抜けたり、肌が乾燥したり、豊富に含まれるプリン体のせいで痛風になるリスクが上がってしまいます。食べ過ぎが心配なので1日にどれくらい食べたらいいのか調べてみました。

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レバーは栄養豊富過ぎ

レバーとは肝臓なのでいわゆる肉の部分ではないため、高たんぱくなのに脂質が低いのが特徴です。さらにミネラルやビタミン、鉄分、葉酸、ビオチン、亜鉛、銅などちょっと食べるだけで相当な栄養素が含まれています。

けれど、その「ちょっとの量ですごく栄養がある」というのは諸刃の剣のようです。食べ過ぎてしまうと、栄養過多で肥満…どころではなく健康に悪い…という事態を引き起こします。

レバーのビタミンAが多すぎる

レバーには確かに色々な栄養素がふんだんに含まれていますが、レバーだけで必要な栄養を賄おうとするとビタミンAをとる量が多すぎてしまいます。ビタミンというと、体に蓄えておけなかったり、壊れやすいというイメージがありますが、レバーに含まれるビタミンAは脂溶性なために体に貯めておける性質があります。

たまにレバーを食べ過ぎるくらいなら大きな害は現れてきませんが、毎日、毎週、レバーを食べ続けると積み重なって、ビタミンA過剰の症状が現れてきます。

ビタミンA過剰の場合の症状

ビタミンAをとり過ぎると中毒症状が現れてきます。毎日の積み重ねで慢性的なビタミンA中毒になっている場合、全身の関節の痛み、節々の痛み、脱毛、頭痛、皮膚の乾燥などの症状が現れます。

一度にビタミンAをとり過ぎた場合、急性中毒になることもあります。急に気持ち悪くなってお腹が痛くなったり、眩暈がしたり、皮膚が薄く剥がれてきたりする症状があります。

中毒症状
慢性ビタミンA中毒 全身の関節の痛み、乾燥、脱毛、頭痛
急性ビタミンA中毒 腹痛、眩暈、嘔吐、皮膚のはがれ

 

レバーには必ずプリン体が入っている

レバーには絶対にプリン体が入っています。100g中312㎎位…。1日400㎎が摂取目安量なのでレバー焼き鳥3本くらい食べてしまうと、もうアウトです。レバーに限らず内臓、肉にもプリン体が入っているのでレバーだけに気を付けていても無意味です。レバーを食べた日は他のプリン体にも十分注意しないとプリン体過剰の日になって、積み重なっていくうちに尿酸値を上げて…痛風に…という日が近づいてきます。

レバーはどれくらい食べていいのか?

ちょっと食べるのが怖くなるレバーですが、1日にどれくらい食べていいのかと言うと…レバー焼き鳥でいうと2本までです。1日摂取量目安が400㎎なのでレバー130g位食べていい計算です。

スーパーでレバー100gとかの少量で売ってないですね。250g位で売っています。レバーは好き嫌いする人が多いので、家族のだれ一人として食べないから、自分1人で1パック食べてしまう…なんてことをすると食べ過ぎになります。

レバーの保存方法

レバーは生のまま冷凍保存できるようです。でも、鮮度が良いものの方が味が落ちないのでできればすぐに調理してしまった方が良いです。レバーの保存方法として、生レバーをそのまま冷凍する方法と調理した後に冷凍する方法があります。

生レバーを冷凍する方法

生レバーを冷凍するにはなるべく早く冷凍される温度まで一気に下げて上げると味がおちにくくなります。なので、下処理として一口サイズに切り分けておくと、冷凍しやすく解凍しやすくなります。

  1. レバーを一口サイズに切る
  2. 塩を振って、水洗いする
  3. キッチンペーパーで余分な水分をふき取る
  4. サランラップに包んだり、ジップロックに入れる
  5. アルミホイルに包むか、アルミバッドに入れて冷凍庫へ

冷凍するときに一枚ずつ並べると解凍するときに使いやすいです。

調理済みレバーを冷凍する方法

生のままではなく、一回火を通して冷凍する方法もあります。調理済みレバーを冷凍しておくと、ニラが安い日に簡単にレバニラが作れるので便利です。他にもレバーペーストとか、使い方は色々です。やり方は生レバーを冷凍する時とほぼ同じです。

  1. レバーを一口サイズに切る
  2. 塩を振って、水洗いする
  3. キッチンペーパーで余分な水分をふき取る
  4. 炒めたり、焼いたりして調理する
  5. 余分な油をふき取って冷凍する

レバー…毎日食べてしまったらヤバい?

貧血気味、と診断されてレバーを意識的にとっている女性や、毎日の晩酌にレバー焼き鳥が止められないという男性の方など、レバーを毎日食べている場合、ビタミンA過剰になるのかきになったので調べてみました。

ビタミンAは体の脂肪細胞に蓄積される性質らしいので、いままで蓄積されていたビタミンAの量や個人の体質によって中毒症状が現れるかどうか決まります。なので、毎日10gなら大丈夫、という風に一概に言えない…と思います。

レバーに限っては結構、気を付けながら食べないと過剰になってしまうかもしれません。1か月単位で100g食べるとか、毎日一切れずつ食べる…という風に慎重に食べた方がいいかもしれません。毎日少しずつ食べるなら、前述した調理済み冷凍レバーが便利です。炒め物に一切れ入れたりして、栄養価を上げています。

毎日少しずつ、レバーを食べたいけど冷凍とか面倒…という人には瓶詰めのレバーペーストがおすすめです。アヲハタのチキンレバーペーストが一番おいしいです。食べたことがない人にもおすすめ。

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