ZO-3ギター修理バッテリースナップとナット交換

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昔から使っていたZO-3ギターの電池を交換しようとしたら、バッテリースナップが取れてしまい、修理しました。

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zo-3ぞうさんギターとは

普通、エレキギターといえばアンプに繋がないとエレキ音がでません。でもぞうさんギターならスピーカーが内蔵されているのでギター単独で音がだせます。場所を選ばずにどこでも音が出せる便利なギターです。

気を付けていたけど取れたバッテリースナップ

ぞうさんギター(zo-3ギター)はアンプ不要で音が出せるという画期的なギターですが、9v電池をバッテリースナップで取り付けるので電線が丸見えになっている構造です。

電線がむき出しなので切れないように気を付けて取り外ししていましたが、10年以上使っていたせいでしょうか。とうとう線が切れてしまいました。

修理するにはバッテリースナップを交換しないといけないです。半田でつなげるのでちょっと面倒な修理になりそうです。

ぞうさんギター(zo-3ギター)の配線修理には半田つけがおすすめ

配線修理というとギボシ端子とか圧着端子で修理する方法もあります。車の配線とかは端子で繋ぎますね。けどぞうさんギター(zo-3ギター)の配線は端子で直すよりも半田の方がよさそうです。

と、いうのもギター内部の隙間が結構シビアです。端子の置き場所に困ります。隙間を通すところとか端子が邪魔して通らなくなる部分もあります。なのでぞうさんギター(zo-3ギター)の修理は端子よりも半田で直した方が良いですね。

コネクタージャックのナットも取れた

バッテリーが使えないならアンプに直接つなげば音が出るんですが、ジャックのナットがどこかへ行ってしまい、どの方法でも音が出ない状態です。

ジャックのナットが外れるとぞうさんギター(zo-3ギター)のジャックは奥へ入り込んでしまい、ジャックがさせなくなっています。ジャックの場合はナットを買えばいいので、まぁ簡単な修理です。

まずはジャックのナットを修理する

ジャックのナットは引っ張り出してナットを付けるだけなのでペンチがあれば、なければ素手でも修理可能です。私はナットのサイズが合うか心配だったので素手でナットを回して直しました。

2種類あるナットサイズ

実はナットの径を間違えて注文しました。ピンジャックのナット、とAmazonで検索したらエンドジャックナットというのが出てきて値段も100円位で手頃だったので即注文しました。

で、実際に使ってみたらサイズが大きい。ゆるゆるでした。これってレスポールのジャックナットだったみたいです。

ぞうさんギター(zo-3ギター)のナットはオープンジャック用だったみたいです。

これも100円くらいだったので他のストラトキャスターの錆びついているナット交換用にいくつか買いました。錆びて外れなくなる前に交換したほうがいいです。無理にとろうとしてボディに傷が入ります。

バッテリースナップを直す手順

バッテリースナップを直すには

  1. 古いバッテリースナップを外す
  2. 新しいバッテリースナップを用意する
  3. 両方のバッテリースナップの両端の被覆を剥く
  4. 配線同士を半田でつなぐ
  5. 繋いだ部分をテープで絶縁する
  6. ボディ内に線を収めて完成

という感じで修理できます。

ワイヤーストリッパーが無いなら

配線修理には必ず線を覆っている被覆を剥がないといけません。便利な道具にワイヤーストリッパーがあります。すごく綺麗に簡単に被覆を剥くことができます。おすすめなのがホーザンのワイヤーストリッパーです。ピンセットなども作っているメーカーなのか、細かい掴む感覚が優れているような気がします。

ワイヤーストリッパーが無ければないで、ハサミで被覆だけ剥いたり、ライターであぶったりして取り去ることもできます。(あんまり美しくできなかったり、中の軸線まで切ってしまうこともありますが、注意すれば大丈夫)

バッテリースナップは10個入りで買った

Amazonで部品を買ったんですが、バッテリースナップは1個だと高かったので10個入りで買いました。10個も要らないんですが、他の工作用に部品として保管することになりました。

うーん、昔のおもちゃは結構バッテリースナップを使っていましたが、現代のおもちゃはあんまり9v乾電池を使っているのを見たことないですね。

ちなみに買ったのはこれです。海外から輸送されたので1週間くらいかかりました。が、無事に届いたのでもんくなしです。安いし。

ぞうさんギター(zo-3ギター)(zo-3ギター)のバッテリースナップ断線の修理に使う分にはケーブルの長さも足りているので用足ります。

ただ、バッテリースナップの元線に繋げて修理する形になるので基盤から直接半田付けする修理をしたい場合はケーブルが短いです。

線を繋いでビニールテープで留める修理は失敗

半田付けするのがちょっと面倒だったので、線の被膜を取って繋いでビニールテープで固定しただけの修理をしました。この方法ははっきり言って失敗でした。何の音も出ないし、スイッチも入りません。

恐らく接触が悪すぎて電気が通らないか、うまくつながっていないので電気が逃げてしまっているんだと思います。

やはり半田付け必須

家には半田こて台が無いので、半田作業をするのがちょっと面倒だったんですが、こんな状態で修理を終わらせるわけにはいかないので仕方なく半田作業をすることにしました。半田こてというのはこんなやつです。

この半田こて以外にも半田線が最低限必要になります。私は昔から使っているこてがありますがこて台が無いのでオーブンレンジの天板を台にしました。天板でも問題ないですが、天板自体が熱くなるのでやっぱりちょっと危ないです。

こて台も今や600円台のものがあるので買ってしまっても良さそうです。

これから買う人にはお手頃なセットもありました。ちょっとだけ半田を使いたい人、年に一度だけ使う頻度の人にはこのセットで十分だと思います。本格的に基盤をいじりたい人には向いていませんが、線をつなぐ程度だったら使えます。

でもこのセットだと半田吸い取りとか半端なもので使いにくいのでもうちょっといいセットが良いです。基盤をいじるには半田吸い取り器があった方が便利です。

この販売元のセットなんてメーターも付いていてさらにケースまでついていて、買い替えたいくらいの豪華セットです。半田は道具がバラバラするからケースは必須なので、後から買うよりもセットの方が手間が無いですね。大きさもきっちり入るだろうし。いいなぁ。

半田で付けて絶縁する

線を繋ぐんですが、1人でやるときは半田線を切らずにリールから上に伸ばして付けると良いです。手が離せないので逆作用のピンセットも使えます。両側の線を逆作用ピンセットで固定しておけるので、持っている人は是非使ってみてください。

逆作用ピンセットで線を掴んで縦に置くと線を固定できます。逆作用ピンセットは掴んだままにしておける便利なピンセットで、もう一本の手先のように使えます。

ビニールテープはもう古い

半田付けしたら被膜をはいだ部分を絶縁しないといけません。昔から絶縁はビニールテープ!だと思っていましたが、今はもっと良いアイテムがありました。ナンジテープというものです。

ビニールテープだとベタベタして扱いにくいんですが、ナンジテープだとサラッとしています。

ビニールテープを使って失敗

実は始めはビニールテープを使ったんですが、ぞうさんギター(zo-3ギター)のバッテリースナップの線を通す際にビニールテープを使って失敗しました。線が太くなってしまってピックアップ裏まで届かずに引っかかってしまい、9v乾電池が入らなくなりました。

ぞうさんギター(zo-3ギター)の設計は結構シビア

ぞうさんギター(zo-3ギター)のバッテリースナップの線はピックアップ裏に通さないといけないんですが、線を通す隙間が結構シビアです。ベタベタしているとボディにくっ付きやすいので途中で引っかかりやすいです。引っかかって半田付けしたところが再度切れたら…と思うとナンジテープでサラッと仕上げた方が無難です。

線の太さを変えないナンジテープ

ビニールテープは丈夫なんですが、そのせいか結構厚みがあります。1周以上巻くと線の太さが変わってしまい、ピックアップ裏まで通らなくなりました。その点、ナンジテープは太さをさほど変えることなく巻くことができました。

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