自分の家族からインフルエンザが出ると大変なのが、まずお世話、次に予防です。そこで、インフルエンザウィルスが何日生きていて、子供がいる家庭がどんなことに気をつければいいのかまとめました。
体内に入ったインフルエンザウィルスは何日生きているのか?
ウィルスは感染先という宿主を渡り歩いて生きているものです。体内に入らなければ(宿主が見つからなければ)長生きできるものでもありません。
では体内で増殖した場合、どれくらい長生きするというと一週間から10日生きています。潜伏期間が1日から3日あるので、発熱してから1週間はインフルエンザウィルスが体内で生きていると考えたほうが良さそうです。
ちなみにインフルエンザに罹った人からインフルエンザをもらいやすい時期は発熱前1日、発熱後3日程度らしいです。
自宅でインフルエンザウィルスがいそうな場所
インフルエンザに罹った人の近くにいてうつる接触感染のほかに、くしゃみや咳からうつる飛沫感染、空気中に漂うインフルエンザウィルスから感染する空気感染があります。
インフルエンザに罹った人を隔離して生活すれば感染はかなりの予防になります。でもお風呂やトイレなど共用部分や、感染者から出てくるゴミや洗濯物も感染源になります。
インフルエンザウィルスがいそうな場所
- 感染者が使ったマスク(を捨てたゴミ箱)
- 感染者がかんだティッシュ(を捨てたゴミ箱)
- 感染者が歩いた場所
- ドアノブ、取っ手
- 便座、便器の蓋
- 水道の蛇口
- 感染者が使ったタオルなど衣類(洗濯かご)
インフルエンザウィルスを除菌、掃除する方法
ノロウイルスだと塩素系漂白剤で徹底的に掃除しないといけないようですが、インフルエンザウィルスはそこまでしなくても大丈夫だそうです。
掃除方法は水にぬらした雑巾で拭く。これだけで大丈夫だそうです。でもね、なんかね、その濡らした雑巾が室温で温まって雑巾がウィルスの巣みたいに感じるのはインフルエンザウィルスに相当過敏になっているからでしょう…。
気休め程度にアルコールで拭いています。
ノロウィルスも消毒したいとか、完璧に掃除して安心したいなら
が一番よく効きます。ちょっと値段はりますが毎日使っても一冬、ワンシーズン以上使えるので費用対効果としては高くないです。(病院代の方が高い)
空気中のインフルエンザウィルスが生きている期間
インフルエンザウィルスは乾燥していて寒いところで増殖する性質があります。そのため冬に流行します。リビングや寝室が乾燥していて寒いとインフルエンザウィルスが増えやすくなるので加湿器をつけたり、室温をあげてウィルスの増殖を抑えれば、ウィルスが生きている時間が短くなります。
鼻をかんだティッシュには鼻からでたウィルスがいます。鼻水で閉じ込められていれば舞い散ったりしませんが、乾燥してくるとティッシュからウィルスが飛び散るようになるそうです。かんだティッシュはゴミ箱に入れないで個別に袋に入れて口を縛ると感染予防になります。ティッシュのウィルスが生きている期間は6時間から最大2日なので口を縛ってそのままゴミに出してしまいましょう。
インフルエンザウィルスがいそうな洗濯ものは部屋干しして大丈夫?
嘔吐物があれば次亜塩素酸などで消毒したほうが良いです。ですが嘔吐物がなければそこまで神経質にならなくて良さそうです。普段通りにたくさんの水で洗濯すれば大丈夫。屋外へ干せれば紫外線で殺菌効果が期待できますが、冬は室内干しにしている人も多いと思います。
ウィルスがついているかもしれない衣類を干す…のが抵抗がありますが、かえって感染予防になるそうですよ。インフルエンザウィルスは高湿度では増殖できないので、部屋干ししていて湿度が高い状態だと増えられないのだそう。安心して部屋干しできますね。
部屋干しについては部屋干しが楽になる洗濯ハンガーはどれかに詳しく紹介しています。
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